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ーなくなった公園遊具たち|減少している理由と今後の代替策ー

2024-04-26

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昔遊んだ公園や、子どもと遊ぼうと思って訪れた公園で、遊具が減ってもの寂しくなっていたことはありませんか?
昨今、全国的に公園の遊具が撤去・使用禁止になり、姿を消しつつあります。

その理由として安全面の基準が厳しくなったことや、自治体の予算不足、そして少子化の影響が挙げられます。
敷地の広さが問題になることも多く、今後は代替策として、複合遊具や小型化された遊具が主流になっていくでしょう。

今回は、公園の遊具がなくなった理由と、今後取られるであろう代替策をご紹介します。

公園遊具はなぜなくなったのか

回転ジャングルジムや、ぶら下がりシーソーなど、最近見なくなった遊具たち。
一定の遊具だけが残っている公園もあれば、なかには公園遊具が全て撤去されてしまったところまであります。

公園遊具は、なぜなくなったのでしょうか。

公園遊具が減っている理由

公園遊具がなくなってしまった原因はいろいろと考えられますが、主に次の理由が挙げられます。

 

【安全面】

まずは安全面です。
遊具メーカーなどが参加する「日本公園施設業協会(JPFA)」は、国土交通省の指針に沿って『遊具の安全に関する規準』を策定しました。

この規準には、子どもたちが遊具で安全に遊ぶため、必要な項目が具体的に示されています。
その中にある「安全領域」の規準には、遊具の周囲1.5m~1.8m以内に植栽や照明などの障害物を設置してはならない旨が記載されています。
この安全領域を確保しておけば、もし子どもたちが落下したり飛び出したりしたときも、重大な事故に繋がりにくくなるためです。

しかし、都心部など公園スペースに限りがある場所では、この安全領域が十分に確保できません。
結果として、縮小したり、完全に遊具を撤去したりする必要が出てきました。子どもの安全を守るために制定された規準ですが、皮肉なことに、公園から遊具を消す原因になってしまったのです。

また、過去には遊具が原因で痛ましい事故が何件も発生しています。
回転ジャングルジムで弾き飛ばされたり、ぶら下がりシーソーから落下したり…。ひどいものでは死亡事故につながったものも。

昔よくみられたこれらの遊具はスリリングで楽しめる一方、エスカレートしやすい子どもの遊びに対して、安全的配慮が不十分でした。
子どもたちの安全を考え、これらの遊具も撤去される傾向にあります。

【予算面】

次に考えられる原因が、予算面です。
安全面の都合で公園遊具を撤去しても、新しい基準に適合した遊具であれば設置できる可能性があります。

しかし公園を管理する自治体や施設によっては、新たな遊具を設置する予算が確保できず、撤去どまりになってしまっています。
地域によっては、遊具設置に適用できる助成金などもありますが、多くの施設には行き渡っていないのが現状です。

【少子化問題】

最後の原因は少子化です。
遊具を設置しようにも、そもそも遊んでくれる子どもたちが減ってしまった地域もあります。
そのため優先順位が後回しになり、古い遊具が撤去、または使用禁止で放置されたままになっていることも。

遊具がなくなった公園は今後どうなる?

遊具がなくなったあと、公園がただの空き地になってしまうのは避けたいものです。
それでは公園の活用方法として、どのようなものがあるでしょうか。
課題をクリアしつつ、公園の新たな可能性を広げられる、代替策の一例をご紹介します。

複合遊具・小型遊具への転換

安全面の課題は、遊具を刷新すれば解決することがあります。
新しい遊具であれば、最新の安全規格に沿って設計されています。挟まりや振り落さ遊ばせれるような遊具はないため、保護者の方も安心して遊ばせれるでしょう。
安全領域の問題についても、子どもたちに人気の総合遊具や省スペースな小型タイプの遊具も多く開発されており、遊具の周囲に十分な領域を確保して設置できます。

また複合遊具であれば、複数の遊具を設置する必要がないため、総合的にみるとコストも抑えられるでしょう。

健康遊具の設置

少子化が進み、公園遊具で遊ぶ子どもたちが減ってしまった場合は、年齢を問わず使用できる健康遊具も代替策として有効です。
健康遊具は省スペースなものが多く、限られた場所へ、複数の種目を設置できます。
また、日常的にトレーニングしている人から、特に知識がない人でも取り組みやすいのも特徴です。

人々のヘルスケアマネジメントの不足が問題視される昨今、健康遊具があれば公園で気軽にトレーニングが行えます。
また公共の場でトレーニングすることで、地域での交流のきっかけにもなるでしょう。

防災拠点として活用

広場として使用する場合も、同時に災害時の避難場所・防災拠点として公園を使う方法もあります。トイレや水飲み場、雨をしのげる東屋のほか、災害時には炊き出しに使えるかまどベンチなどを整備しておくことで有事にも対応可能。
普段は公園なので、幅広い世代が親しみやすいことも、災害拠点としてぴったりです。
避難訓練や防災イベントを普段から行えば、さらに効果的に意識づけでき、公園を活用できるでしょう。

まとめ

公園の遊具がなくなった理由と、今後取られるであろう代替策をご紹介しました。
公園遊具がなくなった理由として

  • 安全対策として規準が厳しくなり、設置できる広さが不足、遊具の種類が限られた。
  • 老朽化や安全規則に不適合な遊具を更新する予算がない。
  • 遊ぶ子どもがいない。

といったものが挙げられます。

また遊具がなくなったあとの代替策には

  • 複合遊具・小型遊具へ転換することで省スペース化をはかる。
  • 健康遊具に置き換え、子ども以外の活用を促す。
  • 防災拠点として、平時にも使える設備を設置する。

などが考えられます。

公園の遊具がなくなってしまうのはとても寂しいことですが、これからも公園のおかれた環境は変化し続けると考えられます。
新たな環境でも、地域の憩いの場として活躍できる公園であるよう、公園遊具も進化し続けてゆくでしょう。

株式会社ユーワークスでは、公園遊具の新設はもちろん、点検・撤去・交換メンテナンスなどを一貫して承っております。
遊具の施工・メンテナンスに携わるプロフェッショナルとして、子どもたちが安心して遊べる環境づくりのお手伝いをさせていただきます。
遊具についてご不明・ご不安なことがありましたら、当社までぜひお気軽にお問い合わせください。

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遊具の新設・点検・修理・撤去などは大阪府堺市の株式会社ユーワークスへ

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