ー遊具の水たまり予防!水たまりのリスクとその対策を詳しく解説ー
2024-05-24
本格的な梅雨時に向け、徐々に雨が降る日も増えてきました。
子どもたちの遊ぶ遊具にも水たまりができ、遊びにくくなりつつあります。
遊具の管理を担当される方々も「せっかく雨が上がったのに、水たまりが残ってしまう」とお困りではないでしょうか。
遊具の下に水たまりができると、泥はねはもちろん転倒するなど、事故やケガのリスクが高まります。
対策としては手軽に設置できるゴムマットや、広範囲向けのラバーフローリング、ガラス製の砂利などがおすすめです。
今回は、遊具の下に発生する水たまりの対策について詳しくお伝えします。
子どもたちが屋外でのびのびと遊ぶ機会を守るためにも、ぜひ参考にしてみてください。
遊具の下に水たまりがあることで発生するリスク
遊具の下に水たまりがあると、つまづいたりぬかるみですべったりするなど、転倒のリスクが発生します。
そして、保護者の方も泥はねで衣服や体が汚れることをきらって、水たまり付近での遊びにストップをかけていることも。
もちろん泥はねはご家庭において歓迎されるものではありません。
しかしそうなると、子どもたちが屋外で遊ぶ機会自体を奪うことになってしまいます。
また雨による水たまりには多くの細菌が含まれており、誤って口に入ってしまうと、レジオネラ症などの感染症を引き起こすリスクもあります。
水たまり対策の種類
そんなリスクを持った水たまりですが、遊具下への発生を防ぐ方法があります。
水たまりができやすくなる「土削れ」を防止するものや、水たまり自体ができにくくするものなど、その種類はさまざまです。
また、遊具の大きさや設置環境によって、使用できる対策は異なります。
ここでは、遊具下に発生する水たまり対策について、その一部をご紹介します。
ゴムマット
ゴムマットはブランコの下や、すべり台の降り口などに設置して利用します。
ブランコなど、着地時に土を削ってしまう遊具は、削れた部分へ水たまりができやすくなります。
しかし、ゴムマットであれば遊具の下へ敷くだけで、手軽に土削れおよび水たまりの発生を予防・対策が可能です。
弾力性に優れており、こけたとき、また遊具から落ちたときの衝撃を吸収してくれる効果もあります。
ゴムマットは厚みと重量があるため、子どもたちが多少激しく遊んだとしてもズレません。
雨に濡れても転倒しにくいよう、滑り止め加工を施してあるタイプもあります。
ラバーフローリング・人工芝
広い範囲であれば、遊具の下に敷設するラバーフローリングや人工芝も、ゴムマットと同じく土削りや水たまりを予防できる対策の一つです。
ラバーフローリングはゴムでできた舗装で、着色ができるため色の変更や模様を描くなど、遊ぶ空間自体のデザインにも対応可能です。
また人工芝は、裸足で遊びたがる低年齢児に優しく、景観も良くなるでしょう。
いずれも、メンテナンスに手間が掛からず、長期で利用できることがポイントです。
もちろん転倒や転落などの衝撃からも、子どもたちを守ってくれます。
リサイクルガラスの砂利
点在する遊具の下を対策する場合、リサイクルガラスでつくられた人工砂を散布する方法もあります。
水はけがよいため、水たまりができにくくなるのはもちろん、雑草が生えにくくなるというメリットもあります。
廃棄されるはずだったガラスをリサイクルして活用していることから、身近なSDGsとしても子どもたちの教育に活かせるでしょう。
使用されているガラスの粒は、手で触っても切れないよう特殊な加工をしてあり、もし転んでしまったとしてもケガをしにくいこともポイントです。
屋根
遊具へ雨がかからないよう、シンプルに屋根を設けるのも有効な方法です。
大型遊具の場合は遊具設置当初からの設計が必要ですが、小型の遊具であれば後付けもできます。
また、屋根を設けておくと日除けとしても使えるため、小さな子どもが長時間滞在することの多い砂場などでも安心でしょう。
なかには、屋根が半透明な素材でできており、直射日光を防ぎながらも程よく自然光を取り入れられるタイプもあります。
遊具専門業者による施工がおすすめ
水たまり対策についてご説明しましたが、施工は専門知識のある遊具専門業者への依頼がおすすめです。
実際、施工だけであれば、街の大工さんや一般的な工務店でも対応可能です。
しかし、遊具に対する専門的な知識が少ないため、細かな認識のずれや単発的な対応になってしまう可能性もあります。
一方、遊具専門業者であれば遊具関連の知識や経験が豊富なため、水たまり以外の改善点や対策もアドバイスしてもらえます。
また施工後の保証やメンテナンス、法律で義務付けられた定期点検なども一括で依頼できるため、安心して任せられるでしょう。
まとめ
今回は、遊具の下にできる水たまりの対策についてご紹介しました。
ポイントをまとめると、次の通りです。
- 遊具の下に水たまりが発生すると、子どもたちの遊び場が減ることはもちろん、感染症やすべった拍子に転倒するなどのリスクが高まる。
- 水たまり対策としては、気軽に設置できるゴムマットや広範囲にも有効なラバーフローリング、ガラス製の砂利、屋根の設置などが効果的。
- 施工は一般的な工務店でも可能だが、遊具に詳しい専門業者へ依頼するのがおすすめ。
今回ご紹介した水たまり対策は、いずれも一度設置しておけばメンテナンスがほぼ必要ありません。
言い換えれば、対策を行って以降は、長期間安心して子どもたちを遊ばせることができます。
本格的な梅雨が始まる前に水たまりの対策をし、子どもたちの遊び場を安全に保ちましょう。
株式会社ユーワークスでは遊具の水たまり対策はもちろん、新設・点検・撤去・交換・メンテナンスなど、遊具にかかわること全てを一貫して承っております。
遊具の施工・メンテナンスに携わるプロフェッショナルとして、子どもたちが安心して遊べる環境づくりのお手伝いをさせていただきます。
遊具についてご不明・ご不安なことがありましたら、当社までぜひお気軽にお問い合わせください。
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