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ー遊具の耐用年数と標準使用期間について解説|点検やメンテナンスもー

2024-02-23

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遊具の耐用年数をご存知でしょうか?

屋外で使用されているブランコやすべり台などの遊具は、設置されている環境や使われている頻度もさまざまです。そのため、耐用年数を決めることが難しいとされています。

しかし、国土交通省では安全のため、目安となる年数を標準使用期間として提示しているのです。

そこで今回は、遊具の耐用年数と標準使用期間について、詳しく解説します。

遊具の耐用年数

遊具の耐用年数は、遊具が設置されている環境や子どもたちが使用している頻度によって異なるため、一概に年数を決めることは難しいとされています。

遊具が設置されている地域で、雨や雪がよく降る所と晴れていることが多い所では環境が違います。また、遊具の使用頻度は、公園の周りに住んでいる子どもの人数によっても変わってくるでしょう。

そのため、遊具の耐用年数の代わりに、国土交通省によって標準使用期間といった目安となる年数が掲示されています。

遊具の標準使用期間

遊具の標準使用期間とは、通常の気象状況・立地状況・利用状況・維持管理状況のもと、安全上支障がなく遊具を利用できる期間です。国土交通省により定められています。

標準使用期間は、木製遊具の場合は10年・鉄製の複合遊具の場合は15年を目安とされています。これらの年数を経過した遊具は、点検の頻度を増やし、部品の取り替えをこまめに行うよう通達されているのです。

不具合の箇所がある遊具で事故が発生した場合、管理者の責任が問われます。ただし、専門業者が点検・修理を行なった遊具は、修理後1年間は危険箇所を指摘できなかった場合も含み専門業者が責任を負うことになります。

遊具の消耗部材

遊具の消耗部材とは、標準使用期間内においても修繕することが前提の部材です。

遊具には、構造部材と消耗部材でつくられているものがあります。構造部材は、標準使用期間を通して使用される部材です。一方、消耗部材は国土交通省による安全基準で3〜5年で取り替えが推奨されています。

消耗部材は、以下が挙げられます。

・ブランコ:吊り金具・チェーン・回転軸
・スプリング遊具:スプリング
・回転ジャングルジム:軸受け
・ローラーすべり台;ローラー
・ロープウェイ:ケーブル・滑車台・握り部
・ネットクライマー:ネット・ロープ・ワイヤー入りロープ

消耗部材はそれぞれ推奨交換サイクルがあるため、設置業者に必ず確認してメンテナンスを行いましょう。

遊具の点検

遊具の点検は、国土交通省により2018年4月から、公園施設において年1回以上の定期点検が義務化されました。遊具は、日や雨にさらされている環境のなかで利用されています。

このような環境のなかで、定められた標準使用期間まで安全な状態を維持するには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

遊具の点検には、定期点検のほかにも種類があります。

初期点検

初期動作や性能などを確認するため、設置後に製造・施工業者が行う点検です。

日常点検

日常点検は、目視診断・触手診断・聴音診断などにより、遊具の異常や劣化状況を調べるために日常的に行う点検です。点検頻度は月1回以上で、主に施設管理者が行います。

定期点検

定期点検とは、専門技術者が定期点検仕様書にもとづき一定期間ごとに行う点検です。内容は、目視診断・触手診断・聴音診断・打音診断・揺動診断、または専門器具を使用し行います。

定期点検には、2種類あります。摩擦状況・変形・経年劣化などの確認をする劣化診断と、遊具形状・安全領などの確認をする規準診断です。ハザードレベルの組み合わせで総合的な機能判定をします。

精密点検

定期点検などで異常が見つかった場合、さらに精密点検を行います。専門業者が分解作業や測定機器を使用して行う詳細な点検です。

遊具のメンテナンス

適切な維持管理のため、定期点検とともに遊具のメンテナンスは欠かせません。遊具の外観に異常が見当たらない場合や軽微な劣化状態でも、計画的に早めのメンテナンスを行うことで、遊具を安全に利用できます。

また、こまめなメンテナンスを行うことで使用できる期間も長くなり、結果的にコスト削減にもつながります。

遊具の劣化状態などは、環境や使用頻度によって大きく変わるため、専門業者に相談しましょう。

遊具の安全対策

遊具の安全対策をとることは、子どもたちを守ることにつながります。

近年、設置より20年以上経過した遊具が全国に43%以上あるといわれています。

点検業務の義務化になるまで遊具の世界では、ケガや命に関わる現場であるという認識が非常に薄い傾向がありました。また、危険な状態と判断できるようなものでも見過ごされているケースが多くありました。

そのため施設管理者を含む周りの大人たちは、遊具への安全対策が必要不可欠なことをしっかりと認識しなければなりません。

遊具の撤去

現在、遊具の撤去が全国各地で広まっています。これは、遊具に関する事故が多発していることから、管理責任を避けるべく劣化した遊具は撤去をする考えに至っているからです。

しかし、点検とこまめなメンテナンスを行うことで安全に長く遊具を利用することは可能です。

遊具の撤去は、子どもたちから遊ぶ環境を奪うことになります。昔のように、公園で楽しく子どもたちが遊べるようにするためには、遊具を正しく維持し管理する必要があります。

まとめ

今回は、遊具の耐用年数と標準使用期間について詳しく解説しました。

遊具の耐用年数は、環境や使用頻度により異なるため決めることは難しく、その代わりに国土交通省により標準使用期間が定められています。また、標準使用期間内でも、消耗部材は定期的な交換が推奨されています。

遊具はこまめな点検とメンテナンスにより、安全で長期的に利用が可能です。

当社では、公園や幼稚園などの遊び場の安全を守るため、遊具の新設・点検・修理・撤去など幅広く承っております。

遊具には目に見えない危険が潜んでいます。子どもたちが危険に気付くのは難しく、大人がきちんと管理しなければなりません。遊具の劣化は、プロでないとわからないことも多くあります。

診断と見積もりは無料で承っており、子どもたちの安全を第一に、状況に応じた施工プランを提案いたします。事故を防ぐためにも、早めにご相談ください。

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