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遊具で遊ぶことは大切!でも公園の遊具が減少しているってホント?

2023-11-17

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公園は全国各地にありますが、そこに設置されている遊具が徐々に減少していることをご存知でしょうか。

また、遊具の数のみならず、公園そのものも地域によって減少しているため、子ども達の外遊びに陰が落ちています。

今回は、遊具が減少している理由を踏まえながら、メリット・デメリットについてもご紹介していきます。

 

なお、公園に多い遊具は、踏み板式ぶらんこ、すべり台、砂場がもっとも多いとされています。

大人も一度は遊んだことのある遊具になにが起こっているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

 

 

外遊びのメリットとは

外遊びのメリットとしては、幼稚園や保育園、小学校や中学校など教育施設にも設置されている遊具を用いることにより子どもの脳、体の発達を促すことにあります。

外遊びをすることで、基礎体力がアップしますし、運動能力の向上も期待できるでしょう。

また、ほとんどの遊具は一人遊び用ではありません。

コミュニケーション能力が発達するように工夫されていることもメリットです。

 

加えて、鉄棒などなら逆上がりができない失敗経験からもさまざまな学習ができる、といったメリットもあります。

室内で遊ぶよりも視野を広げるチャンスもあります。

 

 

外遊びのデメリットについて

ではここからが本題です。

公園などで設置されている遊具が減少している理由になっているデメリットを見ていきましょう。

まず、怪我の心配があるということです。

子どもは危険性についてはあまり敏感ではありません。

逆に興味津々なので、危ない行為だとは理解しないまま外遊びをしてしまいます。

運動機能も発達段階であり、転んだり、滑ったりして怪我をする可能性が非常に高まってしまいます。

 

注意力があまり研ぎ澄まされていないため、危険もいとわないともいわれています。

そのため、ある程度の年齢になるまでは、親御さんが一緒に出掛けたり、一緒に外遊びをするなどしっかり見守ることが大事になります。

 

 

公園の遊具が減っている理由について

外遊びが減少した理由については、怪我だけでなく、TVゲームやカードゲームが充実していることもあります。

室内遊びのほうが楽しいと思えることもあります。

例えば、「公園のルールが厳しくなっている」ことも理由でしょう。

ほかにも、「習い事で遊ぶ時間がない」などもあり、公園から遊具が減少しています。

 

また、街中に公園や広場などの敷地が減少していることも理由です。

 

 

公園の遊具の老朽化

減少する理由としては、老朽化もあります。

設置してから20年以上たった安全規準策定前の遊具についてはまだまだ残されているといわれています。

本来なら、自治体による老朽化対策が必要です。

 

 

遊具の年齢制限について

遊ぶためには注意ができる、対象年齢が判断できる年齢から利用すべきですが、おおむね3歳から12歳の体格を参考に製造されている遊具が多いです。

年齢層により体力も違いますし、事故の回避能力にも差が生じます。

より安全な利用のために幼児と児童の年齢を区分し、遊具に年齢表示シールを貼りつけています。

しかし、なかなか普段その部分を見ることがないため、事故が起きるリスクが高まってしまいます。

 

 

遊具の必要性について

対象年齢のある遊具、運動具については不要なのかといえば、必要になります。

メリットでも伝えたように、子どもたちに楽しい遊びを見つけてもらい、成長させることを推進しているからです。

遊びにはある程度の危険が伴うもので、これが危険を回避する能力や予知する能力につながります。

 

また、健康面もメリットです。子どもだけでなく、高齢者にとっても足腰を鍛えることができますし、大人と子どものコミュニケーションにも役立つでしょう。

 

 

遊具のリスクについて

公園にある危険については、割れたガラスやくぎなどが落ちていたり、遊具のねじが緩んでいたりといったリスクがあります。

放置すれば事故につながりかねない危険(ハザード)です。

そして、子どもが察知して挑戦するかどうか、それを決める危険(リスク)もあります。

 

遊具にはリスクとハザードといったものがあり、リスクは遊びの楽しさにつきまとうものです。

危ないのはハザードの方で、本来あってはならないことです。

 

例えば、子どもの背丈でも飛び降りることができる遊具もあります。

高さは物的リスクですが、遊具の不適切な配置や構造はハザードです。

 

 

遊具事故の原因について

いくつかありますが「転落・落下」が多く、「転倒」「飛び降り」などがあります。

すべり台も減少傾向です。構造上、高い所から落下する事故も少なからずあるからです。

また、続けて滑って前の子に激突したり、洋服が引っかかるなどの事故もあるからです。

 

箱ブランコも減少傾向です。

誤って落ちてしまったり、ゴンドラの下に巻き込まれるなどの事故もあり、危険性が高いとして使用禁止される地域もあります。

 

公園では、野球やサッカーなどのスポーツも原則禁止しています。

その理由は、充分な広さが確保できないこと、他の利用者の安全を確保できないこともあります。

ボールなどが体に当たって怪我をしたり、窓ガラスが割れたりといった物理的なトラブルもあるでしょう。

 

 

安全点検

施設設備の安全確保のためには安全点検が必要不可欠です。通常使用する施設及び設備の異常の有無について義務化されています。

安全点検を行うことにより、劣化・老朽化もわかり、メンテナンスが行いやすくなります。

撤去するのではなく、修繕工事にてしっかりデメリットを改善させます。

 

 

おわりに

いかがでしょうか。遊具により子どもたちは脳や体の成長が促されます。

しかし、遊び方を一歩間違えてしまうとリスクやハザードが起きてしまいます。

減少する遊具には点検、メンテナンスが必要不可欠ですが、遊び方をあらためて親御さんや周りの大人が教えることも必要でしょう。

 

教育施設などでは、遊び方をレクチャーします。

また、メンテナンスも年2回ほど実施していたり、素材や構造体も最新のものが取り入れられています。

 

少しでも、遊具の数が増えることになれば、子どもたちも心が豊かになり、学びやすくなるでしょう。

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